子どもの都立中学受験を考えるのであれば、塾選びに際して大学まで考えた教育費の計画を立てることが大切です。子どもの教育費は中学受験で終わるのではなく、この先大学までさまざまな費用がかかります。都立中学に合格したら、高校受験をする必要はありませんが、落ちてしまったら高校進学のために再び塾に通わなければなりません。そのことを考慮してしっかりと教育費の計画を立てることが大切です。
湯水のようにお金を出せる家庭なら気にしなくてもいいですが、一般の家庭ではいくらでも教育費を出せるという環境ではないのではないでしょうか。これからのことを考えてなるべく費用を抑えたいのであれば、塾に行く期間を短くすることがポイントになります。私立中学の場合は、3年生の3学期から塾に通う子が多いですが、都立中学であれば6年生からでも、十分対応可能です。なぜ対応可能なのかというと、都立中学の場合は知識を問う問題が少ないので、覚えなければならないことが私立中学に比べて圧倒的に少ないからです。
6年生まではなるべく家庭で対策をして、1年間だけ通うというのが一番費用を抑えることができます。しかしたくさんお金をかけた方が、合格に近づくのではと考える方も多いのではないでしょうか。都立中学の受験では記述問題が多くどんな問題が出るのかわからないので、完璧に対策をしていたとしても落ちてしまうこともあります。したがってあまりにもお金をかけてしまうと、十分な費用対効果を得られないかもしれません。