ある都立高校に入学したいとします。その場合、倍率はどのように計算できますか。それは分数で計算しますが、志望者数を募集人員で割ります。例えば120人の学生が都立高校に入りたいと願います。

そのために必死に勉強をしてきました。塾に通い、休む間もなく明けても暮れても勉強です。何のために生きているのかわからなくなるほどです。なぜ人は勉強を強いられるのかという哲学的な思考に陥ります。

すべて将来のためと、言われてきました。将来良い大学に入り、良い企業に就職するためだというのが基本的な教えです。そして企業に入った暁には、将来の老後に備えて必死に働きます。結局のところ、人は常に将来のために動いているといえます。

結果として今、生きているこの瞬間が疎かになるというわけです。それはさておき、その都立高校にはあいにく40人しか入ることができません。そうなると倍率は三倍ということができます。つまり120を40で割ると倍率が計算できるからです。

都立高校に入ることができなかった80人は、がっかりして意気消沈するに違いありません。受験に失敗して、立ち直れなかった人はかなりの数に上ります。人生初の挫折は大きな衝撃だからです。それでも、失敗する可能性があることは事実です。

その一人になる可能性があることを頭の片隅に入れておかなければいけません。自分の願い通りに行くことも在りますが、大抵はそうではありません。夢で終わることはたくさんあります。都立高校の倍率のことならこちら